自社分析と、目的を立てることができましたか。
このことは自分で考えて必ずやって下さい。
しかし、そう言うと「講座はなんだ」ということになりますが「講座」はあくまでもアドバイスです。
当然行動するのは貴方です、ここまでのことをさらりと読み流していくのも、深く考えて一つづつ着実に実行するのも貴方です。
貴方が行動することで貴方の周りが変わります。
まだ分析も目的もできていない方はもう一度考えてください。
とばかり言っていられないのでヒントを話しましょう。
まず、地元の墓石店の強みは地域に密着しているということではないでしょうか。
このことを目的にして「地域に密着した墓石店」を目指してはどうでしょうか。
その為に、地域の行事に積極的に参加し、周りの人たちにはっきりと大きな声で「挨拶」をしましょう。
閑話休題、問題の解決について話しましょう。
では、どんな問題があるかを具体的に考えてみます。
このような問題を抱えておられることと思います。
一つ一つの問題について解決方法を考えましょう。
この件については第3回の目標のところを思い出してください。
a:売り上げ=b:お客様単価×c:お客様数
当然のことですが、「一件でも多くのお客様に、一円でも高い商品を売りたい」というのは誰でも思うことですが、 自社の能力とかね合わせて考えて見ましょう。
(1)多くの客に売る
どのようにして売りますか?
多くの客に売るためには多くの見込み客が必要になってきます。
どうやって多くの見込み客を見つけますか。
貴方はどのような方法を採りますか?
(2)お客様単価を上げる
どのようにして単価を上げますか?
当然高い墓石を買ってくれるお客は限られています。
上記の安売りチラシや、飛び込み訪問、電話アポイントでは高い商品を買ってもらえるお客様の比率は低くなります。
安売りしているところに高額商品を買いにいくお客は少ないです。
(ホームセンターにブランド家具を買いに行く人は少ない)
解決方法
これは上記売上との関係がありますが、
a:売上が増えているのに(特に建立本数が増えている)利益が減っている。この場合問題が2つあります。
1.お客様単価が下がっている。この件は上記(2)で述べました。
2.経費が増えている(特に広告費、人件費) このことは費用対効果を洗い直してください。
b:売上は増減ないが利益が減っている
この場合もaと同じ様に解決してください。
c:売上も利益も減っている
この場合が一番問題です。
まず売上を上げるために上記売上の件をご覧下さい。
そして、御社で利益の確保できるお客様はどういうお客様ですか、多分紹介を頂いたお客様ではないでしょうか。
紹介を頂けそうな方や、地域や親戚でのキーマンにアプローチしてみて下さい。
その方法については第10回でお話します。
この件については現状分析が大切です。
まず内容ですが、墓石本体のクレームについてはもっとよい仕入先を探すべきでしょう。
工事のクレームについては、部分部分のマニュアル化により完成検査を徹底しましょう。
接客や言葉づかいその他は心をこめて接客する以外ありません。
貴方はどのような後継者がよいと考えていますか。
自分と同じですか、たとえ息子でも育った環境が違います。
息子さんの話を聞いていますか。昔話をしていませんか。
後継者に目的や目標を語っていますか。
後継者が目的や目標を持っていますか。
若い人の気持ちになろうというのも、若い人を理解しようというのも無理です。
共通の話題その中に分析と目的を入れてください。
押さえつけるのではなく話し合ってください。
勝手に社員が育つと考えていませんか。
「昔は人のやっていることを見て盗んで自分のものにした。だからお前達もそうしなさい」というのは無理です。
昔は一人前とそうでない人の賃金がかなり違っていましたが今はそうではありません。
だから、一人前になろうと努力することが少なくなっています。
しかし、誰でも一人前になりたいし、認めてもらいたいのです。
小さなことから1つづつ認めることがその人の成長につながります。
「基本は約束を守る」ということです。当然自分も守らなければだめです。
このことは私がアドバイスできる立場ではありませんが、
何をするお金がないかが問題です。
今日のご飯を食べるお金がないのか、新しい事業をやる為のお金なのか。
新しい事業であれば、商工会とか労務士とかに相談すれば各種の補助金や低利の融資の話を持っています。
様々な問題が発生するし、また問題をお持ちだと思います。
個人的にメールなどでご連絡頂ければご相談に乗らせていただきます。
以上のように様々な問題の解決について話しましたが基本は貴方が解決する意思を持って取り組むことです。
なお、ご不明な点がございましたらメールにてご連絡ください。
E-Mail:info@kujaku-mk.com