その前に石材業界の将来動向について
この10年間の石材業界の流れは、今までの何十年分のスピードでした。
まず中国からの石材の輸入が始まり、安い物は中国製でよいという事になり、価格競争が激化しました。
その時に、「船井総研」からのローコスト、低価格販売が提唱され、店舗間競争が激しくなりました。
客単価があまりに下がりすぎた為と中国加工技術が一気に上達した為、国内石材の中国加工やインド、アメリカ石材の中国加工が増えてきました。
これにより、店舗の格差(ランクわけ)が出始めました。
それは何かというと、他の業界や商品でもそうですが高級品客と低価格品客との大きな2極化が見えてきたことです。
明確な方針のうえ、自社のスタントを決定している所は今の不況の時代でも売上を伸ばし、利益を増やしています。
では、将来の動向はどうかという事を私なりに考えてみました。
以上の様に客単価、客数共に大きな変化は無いか客数が増える要素が大きい。
客単価も客数も増やすのは自分です。
自社のファンを多く作りより集客のできる様に頑張って下さい。
さて、ここからがいよいよ本題【貴方が一番にすべきこと】に入ります。
第一回で「よい墓石店」について話しましたが、時代の流れのスピードは地域によって大きく異なります。
当然競争の激しい所、そうでない所など様々であると思います。
「宗教離れ」も地域や宗派によって違ってきますが、全体の流れはそちらに向かっています。
流れを読むことが必要ですので、まず一番にすべきことは、自社の置かれている状況の分析です。
それでは下記の項目に沿って始めましょう。
Aテリトリー | 1.広さ・2.人口・3.年齢層・4.お寺の数・5.霊園の数と区画数 |
B客層 | 1.1件当たりの単価・2.地域平均単価・3.紹介のパーセント |
Cライバル | 1.テリトリー内のライバル数・2.自社は何番目か |
A販売力 | 月に何基販売しているか |
B施工力 | 月に施工可能な能力 |
C経済力 | 展示場、霊園などに投資可能な金額 |
A他社に比べて強いところ | 7個以上 |
B他社に比べて弱いところ | 同上 |
以上の分析をまず「大学ノート」を一冊買って項目ごとに書いていきましょう。
分析のやり方のわからない方は事実だけ書き込んでご送付いただければ分析したものをお返しします。info@kujaku-mk.com