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お墓とは

コラム-お墓とは-

ネアンデルタール人

お墓の始まりは諸説ありますが、今から約5~6万年前にネアンデルタール人が死者に花を供えたことからお墓としての概念があったと考えられています。

では、なぜお墓を作ったかは、人が動物から進化して宗教という心を持ったことからはじまったのです。
どの宗教においても人間には魂があると考えられています。
つまり死者の魂を鎮めるためにお墓が作られるようになりました。

日本では

自然

さて、日本では仏教伝来以前から自然の現象や、自然のものを崇拝する事が行われてきました。
例えば大きな木や石、山や海などです。このことによって神話が出来ました。
古事記日本書紀にある、国造りの神話です。

この中でイザナミノ命は火の神を産んで死んでしまいます、悲しんだイザナギノ命は死の国(黄泉の国)から彼女を連れ帰ろうとしますが、失敗して黄泉の国から逃げ帰りますが、黄泉の国の人たちがこの世に入れないように大きな千引き石で出口を塞ぎました。
その時この世とあの世(黄泉の国)の二人がこの石を挟んで会話をしました。

この事によりこの世とあの世を隔てるものとして石が使われてきました。
そしてお墓参りに行ってあの世のご先祖様にこの世の私達がいろいろ話し掛けるのです。

先に、魂について記しましたが魂には2種類の魂があります。
体に有る魂は、死んで魂(こん)と白(はく)に分かれます。
魂は雲のように空中に浮き山の上や海上に漂い、白(はく)は白骨と一緒に地中に入ります。
そして、魂は位牌に白はお墓に入り、お盆には一体化して子孫のところに帰って来ます。

このように、お位牌と、お墓がそろって魂の供養ができるのです。
では、どのようなお墓を建てたら良いかという問題ですが、ご先祖として後々まで子孫が供養していけるということが前提になってきます。

大きさや形、石質は建てる人が出来る範囲のことで充分でしょう。
しかし、何代にもわたって手を合わせるものですから心のこもった、親族がお参りしたくなるようなお墓を建てられるのが良いでしょう。