お墓を立てる時に、○○家の墓とか、南無阿弥陀仏などを彫っています。
これは石にマスキングシートを貼り付け掘り込む部分のシートを取ってそこに金剛砂をエアーでぶつけて彫ります。
この彫り方についても、地方によって深さや、彫り方が違います。
大体において、関東よりも関西のほうが掘り方が深いです。
文字も楷書、行書、隷書、四国文字などいろいろな書体があります。
その中でも、隷書は位の高い文字といわれています。
その為家系とか分とかで遠慮する方もおられます。
文字の彫り方ですが、この部分はマニュアルとか取り決めとかがなく、石材店の感覚でほとんどが決められています。
文字は、お墓の顔です。彫り方書体によってお墓のイメージも変わってきます。
まして、間違いなどあっては大変なことです。確認を必ずしてください。
文字彫に使用する【金剛砂】は大きく分けて【グリーンカーボン】【カーボン】【ホワイトアランダムガーネット(金剛砂)】に大分出来ます。
通常はホワイトアランダム8対グリーカーボン2の割合だそうです。
そして、エアーの圧力ですが、大体7~3.5気圧まで彫りますが、早く彫るところは7気圧
丁寧なところになると4.5気圧ぐらいです。
小さな文字は、3.5気圧~5気圧までです。
最近は、中国でも文字彫りの加工をするところが増えてきています。
文字原稿を日本で作り、データを送って中国でマスキングシートを切って文字彫り工場で、サンドブラスト加工をしています。
花などの立体彫刻も始まりました。
洋墓にはぴったりのアクセントだと思います。
また、中国では石を石に埋め込む象嵌加工を3年ほど前から始めました。
最初は、花とかの模様を入れていましたが、最近は簡単な文字も象嵌加工するようになりました。