No67 瀬戸内採石産地だより

先月、石材産業協会の中四国全体会議で、瀬戸内石材産地について産地からの報告と現状を聞きました。西から、

議院石
現在の丁場は2軒、埋蔵量は多い。国会議事堂の石として皆さんに認知してもらい濃いピンクの色合いを知ってもらいたい。今までは、見地石とか建築材用だったが、今年から墓石用につかってみた。時間がたつと色が濃くなるのが特徴。
大島石
今治城や赤坂離宮そして、墓石としての知名度が高い、現在40丁場。仲買業者が85%を取り扱う。現在は、丁場の底引きをしている為、原石が不足している。来年以降採掘が増える。
北木石
400年の実績があり、最盛期は127の丁場だったが、今は中目1丁場しかない。そして、海面下70メートルの所から掘り出している。圧縮強度に富、大きな材料が採れる。年間採石量1万才。
青木石
岩盤で地圧が掛っている為粘りがある。現在50-60メートル掘り下がっている。以前は68社が採石していたが、19社に減った。原石の供給は、逼迫している。
矢掛石
昭和36年から讃岐青御影で世の中に出た。現在は、備中青御影として、販売している。国産では珍しい緑の石です。玉石で硬いが、色を合わせるのが難しい。常時在庫が600-700才あるが、納期は15日〜20日は必要。月産500才。
万成石
ラドンを含む花崗岩。近くに住宅地がある為、切出しにバーナーが使えない。捨石の処理に困っている。昔は、北前船で北海道にまで運ばれていた。ピンクのきれいな模様は、墓石としても使われている。採石の組合に5社、加工が5-6社ある。
庵治石
ご存知世界一高い墓石材。なぜ高いか、原石から製品になる物は1割以下、花崗岩として比較的新しいので地中で風化していない。
採石業者40社で年間8,400トン
犬島石
色は一定しないが大きな物が採れる。大阪城の残念石など建築材として使われ居ている。墓石には向かない。

このように瀬戸内地区だけでも8箇所の丁場があります。今回参加していませんが、徳山石もありますし、小豆島の石も、播州本御影、そして、神戸の本御影石もあります。

これらの石がすべて墓石に向くとは思いませんが、土地土地で大切に採掘され続けていた石達です。全国各地には、もっとたくさんの石達が、出番を待っているかもしれません。素晴らしき歴史のある国産材としての地球資源をもっとうまく使うことを考えるのも石屋の使命ではないでしょうか。

石材分布図

社長就任記念ゴルフコンペ

去る11月13日に社長就任コンペを開いてもらいました。岡さんと太田さんに企画して頂き、10組37名の参加で、快晴の吉備カントリークラブで盛大に行われました。当日、デビューの平松君も参加してくれ大変なプレッシャーの中初ラウンドを楽しまれました。大勢の皆様に祝福、激励を頂きありがとうございました。

結果は、開成の城市さんが本年の運をすべて使って優勝されました。彼は、6月にホールインワンをし、9月に創立25周年をされた運の良い男です。私は、皆さんに握りを払わせて頂きました。注目の平松君は、アウト73イン63の大波賞とメーカーでめでたくデビューされました。今後の活躍を期待しています。

ご参加ありがとうございました。

吉備カントリークラブ

最近の映画紹介 byインターネット

ALWAYS 続・三丁目の夕日

"続編は駄作"。コレ、映画界の常識だ。「NANA」「海猿」「踊る大捜査線」など挙げたらキリがないが、「ALWAYS〜」はGOOD JOB! 昭和30年代を徹底的に再現した風景も、お人好し過ぎる三丁目の人々も、前作と全く世界観がブレなく受け継がれており、間違いなくオススメ出来る秀作だ。 今回は、前作から4カ月後の設定。東京タワーも完成した。売れない作家・茶川(吉岡秀隆)は、小料理店の元おかみ・ヒロミ(小雪)と、身寄りのない少年・淳之介(須賀健太)と3人で幸せに暮らすことを夢みて、芥川賞目指して奮起する。前作から続くこの3人のドラマを軸に、登場人物もエピソードも増えて、多少の盛り込み過ぎの感も。下手したら散漫になりがちだが、これをピリリと引き締めるのが鈴木オートの長男・一平(小清水一揮)だ。 親が破産し、しばらく鈴木家で預かることになった生意気な親戚の子に「破産したクセに〜」と現実を見せる。日本橋で初恋の人(上川隆也)に再会した母親(薬師丸ひろ子)には「腹減ったよぉ」と割り込み、感傷を断ち切らせる。"泣ける"シーンで必ず余計な茶々を入れて笑わせる、その間が絶妙で痛快だ。だがラスト、まさか一平で感動の頂点を味わうとは……。前作は須賀の演技で泣かされたが、今回は小清水クンに注目。助演男優賞級のトロフィーを進呈したい

やじきた道中 てれすこ

これまで数多くの映画や芝居のモチーフにされてきた「弥次さん喜多さん」コンビと、足抜けしたおいらんが珍道中を繰り広げる時代劇コメディー。監督は『しゃべれども しゃべれども』の平山秀幸が務め、さまざまな落語ネタを散りばめて庶民の笑いと人情を描き出す。弥次さんには世界的な歌舞伎俳優の中村勘三郎、相方の喜多さんには名優柄本明、ヒロインお喜乃を小泉今日子が演じる。3人が見せる息のあった掛け合いに注目

椿三十郎

結果的に、オリジナル版の名脚本をいじらずに撮影したことが成功の秘訣となった。黒澤映画の魅力は第一にスジである。日本映画最高最強の脚本家たち(菊島隆三・小国英雄・黒澤明)が徹頭徹尾面白くしようとアイデアを出し合った痛快無比の珠玉のホンは、共同脚本のメソッドの賜物でもあるからだ。 おまけに、森田芳光監督はガス・バン・サント監督の「サイコ」(98)ほどではないが、カット割りまで似せているのだ。「一スジ(物語)、二ヌケ(映像)、三ドウサ(演技)」という言葉があるが、三船敏郎VS織田裕二、仲代達矢VS豊川悦司から、小林桂樹VS佐々木蔵之介、伊藤雄之助VS藤田まことまで、"演技"を心ゆくまで比較して見ることができる。第一、物語が面白いのだ。これなら、黒澤監督版を見るきっかけにはなるだろう。リメイクの正しいあり方ではなかろうか。 森田版「椿三十郎」に無いものは、メリハリの効いた映画独特のリズムだろう。黒澤版はもっと緩急自在で、全てのプロットが物語に抑揚を成している。20人ほどを三十郎が斬りまくる大殺陣(馬肉を使った効果音がすごい)や、椿の花がドバッと流れる場面(ウグイスの声が典雅なムードを醸し出す)など、見せ場でのイメージの力強さにきりきり舞いさせられてしまう。黒澤版の偉大さを改めて思い知らされるという意味で、これほど素晴らしいリメイク作品はない